流行りのご病気がどれくらい国際物流に影響するのか気になったので海外から来る荷物を追跡してみた1

Dear @DrTedros #ThisAttackComesFromHancheng
どうも、近場でもCOVID-19の患者さんがじわじわ増えてる上に移動先の仕事が覚えられず苦痛で、ストレスのせいか体調を崩してしまったharetaです。

 昨年のいつだったか忘れましたが、TEX Shinobiっていうキーボードの予約注文をしまして、到着を待ち続けている昨今です。ちなみに今月に入ってやっと生産が開始されて出荷まであと少し、という状況にあるらしいです。

 そんなTEX Shinobiを、よりThinkPadのキーボードっぽくしたいな、と思い、IBM ThinkPadのロゴシールを貼り付けてやろうと考えて、eBayで取り扱っている業者があったので、先日(4月中旬に)その中から一つを選んで購入手続きを済ませました。

 少しして発送連絡があったのですが、「新型コロナウイルスの影響で輸送はかなり遅れると思う」というメッセージが添えられており、商品ページの到着予定も5月末から、遅いもので7月頭になるみたいなことが書かれた商品ページが少なくありませんでした。

 その後も幾つか欲しい物があったので注文。そこで今回は、このご時世の物流がどうなってしまっているのか、改めてこの2つの商品を使って追いかけてみることにしました。




 今回発注していたもの

  ・🇹🇼TEX Shinobi 220ドルくらい→5/15(金)無事着弾。
  ・🇭🇰IBM ThinkPadのステッカー2枚 10ドルくらい→5/25(月)無事着弾。
  ・🇨🇳海運コンテナの形のティッシュケース 70ドル→5/11(月)破損して届いたため返金
  ・🇨🇳海運コンテナティッシュケース再注文 50ドル→6/9(火)無事着弾。
 以下のものは別記事に分割しました。
  ・🇨🇳マウスパッド
  ・🇨🇳PC用リモコン
  ・🇨🇳マグネットシート
  ・🇬🇧洋書

4/16(木)深夜 ステッカー注文

4/17(金) ステッカー発送連絡が来る。
同時に「コロナウイルスのせいで遅くなるはず」とのメッセージ
追跡番号などがないため、こっちは完全に届くまで放置。

4/18(土)深夜 @anj_ojiとSkype通話しながらeBay物色
eBayで売られてる車のキーホルダーがかっこいいとか種類も多いとか、
いろいろな話で盛り上がりつつ、コンテナを注文

4/20(月) (この時すでにティッシュケースが発送されていた)

4/21(火) ティッシュケースの方が全然動きがないので、セラーにメッセージ。

4/22(水) セラーから返信とともに発送連絡。どうも連絡を忘れていたらしい。
取扱業者はYANWEN(燕文、ヤンウェン)だった。初めて当たった。
直後に追跡情報を確認したところ、中国郵政に引き渡し済みとなっていた。

4/23(木) この時点で鄭州という内陸の都市に荷物があるらしく、
国際交換局へ荷物が送られたとのこと。
このあたりから日本郵便のウェブサイトでも追跡ができるようになる。

4/24(金) 動きなし。途中トラッキングがうまく行かなかったりした。
ところどころEMSという表示がされていたが、本当にEMSなのだろうか?

4/25(土) 日本郵便のウェブサイト上でのみ動きがあり、
鄭州という内陸部の都市の国際交換局に到着したことになっていた。
その後深夜には国際交換局を出発したとの表示が中国郵政・日本郵政の双方に出ていた。

4/26(日) 見るところにより少しずつトラッキングの文面が違うことに気づく。
(普段は17TRACKを使っているのと、必要に応じて各業者のHPでも追跡)
中国郵政の中国語版ウェブサイトで見ると、「次はKWS」(KWS=川崎東?)とのこと。
この時点で日本郵便のウェブサイトにも「ZHENGZHOU EMS」という表記が出ており、
もしやEMSで取り扱っているっぽい?もしそうだとしたら初体験。 →違った。
その後夕方に航空会社へ引き渡されたという情報が出てくる。
鄭州から日本への直行便は今は無いのか、この時はFR24で探しても情報が見当たらず。
過去には中国南方航空が成田への便を飛ばしていたらしいが…?
今のところ、実質鄭州から上海などに一度輸送してからでないと日本へは出られないっぽい?と思っていた。

4/27(月)~4/30(木) 動きなし。

調べてみたところ、鄭州から出ていくのにはかなり時間がかかる様子。
たとえ出て行けても経由地でSafety Check Rejectedになって突き返されたり、
ぐるぐる回るようなこともザラだとか。

5/1(金) 動きなし。

この日は労働節、つまりメーデーであり、日本以外は休みの所も多い。
特に今年は土日が合体されるため、GWライクな連休となるらしいほか、
中国なんかは端午節なども合体されて、5/5くらいまで連休らしい。

5/2(土) 全く関係ない郵便が届く。
メロンブックスの通販で本を買うと、川崎東に倉庫があるのでそこを経由してくる。
国内の郵便物の処理はあまり影響ないらしい。本命の荷物は動きなし。

5/3(日) 動きなし。
連休とはいえ郵便や航空会社などの社会インフラ関係は細々と動くらしく、
別のフォロワーさんの郵便物がSafety Check Rejectedとなって送り返されていた。

5/4(月) 動きなし。
ここでTEX Shinobiの出荷開始という話が公式にTwitterで出ていることを知る。
よくよく調べてみると5/1から発送を開始していたらしい。

5/5(火)~5/6(水) 動きなし。

このあたりで、鄭州新鄭国際空港から成田国際空港への中国郵政航空の貨物便が週に二回飛んでいることを知る。
FR24ではチャーター便はうまく追跡できないので知らなかったが、上海チャーター便と同時期に就航していたらしい。それでも輸送力不足で上海へ輸送してから…というパターンもある様子?

5/7(木) 動きなし。
試しにeBayのセラーにDeepLで翻訳した簡体中文でメッセージを送ったところ、
以下のように回答が届いた。
ぼく「なんで鄭州で二週間も止まってるんですか」
セラー「運送業者が最近急にクソ遅くなったんよ」

なんでフランス語なんだよ

ふと思いついて作ったTU NO MEME

5/8(金) 昼過ぎ 荷物が唐突に川崎東郵便局に到着する

国際特定記録郵便という扱いらしい。配達は週明けかな?
さらに夕方頃、DHLからメールが届き、台北からTEX Shinobiが発送されると知る。

ポーラーエアカーゴで桃園から中部空港まで来る感じかな?と思っていた。
まだ実際に出荷されたわけではなく、荷物情報の登録をしただけらしい。

5/9(土) 中国からの荷物が通関許可済となる。
配達予定は月曜日。



一方のTEX Shinobiは、JIS配列版とBLEモジュールの組み合わせでのみ起こる不具合(一部のキーが動作しないというもの)が発覚し、ファームウェアのバージョンアップが必要との情報を発見する。
TEXに問い合わせたところ事実らしく、「君のやつJIS?発送前にアップデートしとくからオーダー番号教えてよ」と言われたので伝えた。出荷は月曜日の予定、と言われた。

5/10(日) 各所が休み
TEX Shinobiについて、台湾の桃園国際空港を出てから名古屋へ直行ではなく、
香港国際空港を経由して中部国際空港に来たという情報をフォロワーさんから入手。
直行便があるポーラーエアカーゴを使うのかな、と思ったが、エア・ホンコン利用?

5/11(月) 中国からティッシュケースが届くが、内容物が破損していたため紛争開始。
通常使用困難であるほどに潰れており、何したらこうなるのかという状態だった。
返金or新品を再送してくれると言っていたが、返金扱いにしてもらった。

というのもAliExpressに(同一業者らしき人が)半額近くで出品していたので、そちらから再購入することに。
TEX Shinobiは動きなし。発送されなかったぞ…。

5/12(火) 朝起きたら返金されていたので再注文
今回はYanwenを使わずに発送する方法を選択。注文直後に送り状が発行された。

TEX Shinobiについては夕方頃発送され、夜には桃園空港に到着したっぽい。
到着予定は5/15(金)とのことだった。

5/13(水) ティッシュケース、もといコンテナの模型は動きなし。
セラーからはすでに中国郵政に渡してあるから、2日くらいで動きがあると聞く。

TEX Shinobiは案の定香港へ送られており、夕方に香港を出て名古屋に着いていた。

5/14(木) ティッシュケース動きなし
TEX Shinobiは名古屋のDHLで処理されて佐川に引き渡され、明日の日中に配達予定。

5/15(金) 午後にTEX Shinobiが届く。いつもの佐川のパートナーの配達員さんが来た。
しばらく使ってみてからまたレビューしてみようかなと考え中。


ちなみに隣人が中国から輸入したマスクが間違って我が家に届いた。近隣で越境ECを一番良く使うご家庭は我が家しかないと日本郵便が勝手に思っていることがわかった。(佐川のおじさんも過去に海外からの宛先不明荷物を家に届けに来たことが2回もあり、このおじさんも国際宅配なら俺の家だと勝手に思っているっぽかった。)
そういえばThinkPadのロゴシールは届かない。郵便事故にでも遭遇したのか…?

ティッシュケースは動きがあり、今度は大連市の処理センターに到着したとの情報。

5/16(土) ティッシュケースが大連互換局に到達したとのこと。
日本への直行便がまだ複数飛んでいるので、鄭州や上海などの別の物流拠点に回されないことを祈る。という文章をちょうど書いて更新した瞬間に大連互換局を出発したらしい。
AliExpressの追跡画面では「航空会社に引き渡し」みたいなことが書かれていた。
…のだが、日本郵便の追跡画面には「税関検査のため税関へ提示」と書かれていた。
初めて見る追跡結果だが、何かあったのだろうか?

(余談:この手の追跡画面の文言は、日本もそうなんだけど、略して書かれていて正確な意味を捉えるのが難しい風に感じる。保安上の理由とか処理上の理由とか色々あるんだろうから、気にしすぎたら負けなんだろうけど。)

5/17(日) AliExpressからメールが届く。
「Your order 1145141919810893 has arrived! 📦✨」という件名だった。
俺の荷物はまだ税関に引っかかっているぞ、お前は何も見えていない。

5/18(月)~5/24(日) 動きなし。

5/25(月) ステッカー着弾する。
普通紙を折り曲げたような紙の封筒にCN22を貼り付けて、上から梱包用テープで密封した状態で届いた。なお発送元は香港だったので、取り扱いも香港郵政だった。
中にはさらに緩衝材というか包み紙が入っていたが、よく見ると香港上海銀行の資料らしきものが入れられていた。


5/26(火)~5/27(水) 動きなし。

5/28(木) ティッシュケースが通関していた。

5/29(金) ティッシュケースは航空搭載準備に入る。

5/30(土)~5/31(日) 特に動きなし。

6/1(月) この頃から大連のティッシュケースの追跡に「航空機出発予定」と出るようになる。
記事執筆時点で「6/3 11:00」のタイムスタンプが出てきていたが…?

6/2(火) ティッシュケースが航空会社に引き渡される?

6/3(水)~6/6(土) 特に動きがなかった。

6/7(日) ティッシュケースが川崎東に到着、通関。

6/8(月) 国際交換局から発送。

6/9(火) ティッシュケース着弾。今度は無事でした。


(更新終了)