良い頃合いだからこの前夜中に救急搬送された時の話をする

 


結構屈辱的だった

(お食事中の方はご注意ください)


去る令和3年1月18日の深夜早朝


午前1時00分 脇腹の激痛とともに飛び起きる

文字通り寝そべった状態から叫んで飛び跳ねたことは記憶に新しい。

すわ便秘か、虫垂炎の初期症状(大学時代に経験済)であるかと疑い、トイレとベッドを行き来し、のたうち回る。


午前2時00分 一時的に痛みに耐えながら寝ようとする。

正確には意識を失ったとでも言うべきなのだろうか。状況は好転せず、のたうち回る。

とりあえず水を飲み、テキトーにトイレに行ったりしていた。


午前3時00分 耐えきれず、両親を起こして状況を説明する。

総合病院の夜間外来などに連絡を取ろうとするも繋がらず、119番通報する。

新型コロナウイルス感染症を疑う症状がないかについて根掘り葉掘り聞かれつつ、のたうち回っていたところ、救急車が出動する。

このあたりで全身が結構乾いていることに気づく。

とりあえず救急搬送されるという時点でそれなりにおおごとなので、職場のLINEを知っている人何人かに「夜中にすんません今から救急搬送されます今日は仕事休みます許して」と送っておいた。


午前3時30分頃 救急車が自宅に到着する。

とりあえず歩ける状態だったので防寒着を着込んで「あっあっ当職がクランケでございます」と玄関へ出ていった。

前述のように時間を測りながら経過観察をしていたこと、寝転がるほうが苦痛であること、脱水症状っぽいこと、コロナを疑う症状はなく、流行地域への移動や近しい人らの感染についても無いこと、うつ病の既往症があることを伝え、保険証を提示すると、なぜか救急隊員に職業について根掘り葉掘り聞かれた。

当番病院が自分の嫌いなところのオンパレードだったらしく、一昨年に祖父が入院してそのまま亡くなった遠方の総合病院まで運ばれることになった。私も幼少期に目の病気で入院したことがあるが、その病気は根治できず今も定期通院を要するなど苦しんでいるため、この病院には一族総じていい思い出がないが、背に腹は代えられない。いや背と腹が痛いわけだが。

そうこうしているうちに搬送開始。ちなみに救急車のサスはめちゃくちゃ固い。担架から落ちるかと思った。ちなみに搬送中に痛みが少し引いた。


午前4時00分頃 遠方の総合病院に到着する。

全く見慣れたくもなかったが見慣れた休日夜間入り口から処置室に運ばれ、右手の甲にルート(採血・点滴の注射針の挿管)を取られ(くそ痛い)、輸液をブチ込まれながらCTスキャンをされる。

名札に禰○子のチャームを付けた髪の毛爆発したレジデントっぽいのが出てきたので、心のなかで勝手に汚い高音出しそうだなと思っていた。ナイトシフトの先生マジ許して。

そこで髪の毛爆発ナイトシフト先生から「確定診断を出すために尿検がしたい」と言われ、そういや家でおしっこしてきてしまったわいと思いながらトイレに行ったところ、なんか知らんがものすごい量の濃い色の尿が出てきた。後に分かったことだが血尿だったらしい。

採尿カップを渡した後、おしっこの感想を看護師に何故か根掘り葉掘り聞かれたが、「色が濃かった」とか当たり障りのことしか言えるわけ無いだろと思いながら、「色が濃かった」とか当たり障りのことを言っていたら、痛みが更に少し引いた。


午前5時00分 尿検査の結果が出る。

別のナイトシフトの医師と共に結果を確認したところ、それなりの出血があったらしく、上述の通り血尿であること、痛みの部位や症状からしてその時点で尿路に結石が詰まっていたのではないかと言われる。だがCTスキャンでは結石の影を確認できなかったため、いずれかのタイミングで排出され、もうすでに膀胱に落ちていったのだろうとのことだった。

とりあえず水分をよく取ること、今後同様の症状が出たら泌尿器科を受診すること、痛み止めの座薬を処方するから多少のことはそれで済ませて良いはず、点滴の輸液が終わったらもう帰宅して大丈夫だと言われた。

会計は両親が代わりに済ませてくれていた。


午前5時30分 病院を出る。外がクソ寒かった。正直そっちのほうで死ぬかと思った。


午前6時00分 自宅に戻る。

トイレを済ませた後、ケツに座薬をブチ込むと、痛みがかなり和らいだ。

朝食をとることが出来なかったため、服薬もパスして少し寝る。


午前8時00分 職場の上司に状況を説明するため電話する。

一日休むと伝え、そのまま寝る。


午後1時00分 起きる。

救急搬送時にかかった医療費の領収書を見たところ、

14,220円(保険内金額)と書かれていた。叫んだ。


以上が事の次第なのだが、まさか齢廿五にしておしっこの管に石が詰まるとは思わなかった。てか夜間の医療費やば。夜に病気になるもんじゃねーわ。

くそ痛かった。痛みの王と言われるだけのことはあったし、正直トラウマになったし、しばらくしてから放送されたはたらく細胞BLACKの尿結石回は叫びながら観てた。

何の参考にもならないと思うが、皆さんも尿結石には気をつけて欲しい。痛いぞ。